
リスキリングとコーチング
最近よく耳にするようになった”リスキリング”。
0リスク・キリング(?)だから、「リスクを減らすことなのか?」と思ってしまった(笑)。
Google Trend で検索数の推移をみると、ちょうど昨年夏前くらいからここ1年で急に伸びていました。
今日は我が身を振り返りつつ、リスキリングについて書いてみました。
テレックスからEメール
私が会社に入社した頃は、海外の得意先とはテレックス使用(知らない...?)。
しばらくしてある日、ファックスに変わり、ひたすら文字を書くように(今もペンだこあり)。
そして再びある日、突然に仕事はEメールに変わり、ひたすらPCに向かってタイピングするようになりました。
昨日まで普通だったことが、突然異なる状況になる。特に顕著なのはデジタル技術による変化ですね。
絶えず変化する環境やニーズにあったスキルが要求されるようになり、その変化スピードも上がっています。
これからも絶えず変化について行く必要があるのかと思うと、ゾッとするのは私だけでしょうか。
日本でも大きな会社の一部にはリスキリングを銘打って社員教育をおこなっているところがあるようですが、我々個々人にとってリスキリングはどう考えたらいいのでしょう。
どうやってスキルをバージョンアップするのか?
会社がリスキリングだといって、新しい技術や知見を教えてくれるのは素晴らしいことだと思いますが、そんなラッキーな人は少ないでしょう。
そこで、議論のトリガーとして、私の経験をご紹介したいと思います。
海外営業をしている頃、韓国の取引先との商談は双方が英語を使っていました。
でも私はせっかくだから韓国語を覚えてやろうとしました。韓国語の資料があれば自分でも読んでみるとか。
仕事の効率は上がりませんから、成績にはつながらないのですが、その時の韓国語スキルは、後のアメリカ駐在時代、韓国系の人と懇意になることにつながり売上拡大に寄与しました。
また、一時期情報システムでプログラマーをしていたことがありますが、その時はプログラミングする内容が経理システムだったので、いい機会と捉えて必死で簿記を勉強しました。
それもプログラミングの時間を削るので効率は悪いのですが、その後に財務諸表をみる職務についても、その時身につけたスキルのおかげでスムースに理解できました。
目の前にあるリスキリングの機会
私はいつも少し遠回りになっても、本題以外にもう一つ自分の興味がもてる副題を意識するようにしてきました。
不思議に、それはその後の人生の中で役に立つということを経験的に知ることになったからです。
意識を持っているのかどうかが、その後に大きな違いになって出てくるということです。
考え方は人それぞれですが、こうした普段の意識が将来の自分にリスキリングを与えるのだと私は信じています。
まとめ
あなたのあなたの勤めている会社でリスキリングを与えてくれるのを待ちますか?
それとも自分で見つけますか?
いずれでもないかな?と思ったら、身近なコーチやメンターになる人を見つけると、さらにあなたの気づかなかったリスキリングの方法がみつかるかもしれませんね。
さ、今年も折り返しました。年末に向けて頑張ってまいりましょう!