楽しくなければ目標じゃない
皆さんは、いわゆる「目標」はお持ちでしょうか?
「もちろん、あるよ!」という声が聞こえてきそうですね。
さて、どのような目標がありますか?そして、その目標は、あなたにとってどのような存在でしょう。
今回は、そんな誰もが、何度も掲げる目標について考えてみたいと思います。
そもそも、「目標」って何でしょうか?
よく比較される言葉に、目的と目標というものがあります。
今さら言うまでもありませんが、「目的」とは、最終的に実現したいもので、達成したいゴールの事ですね。
一方、目標とは、最終的なゴールである目的に到達する中間地点のようなものだと定義されています。
分かり易い例を挙げれば、「TOEICの点数で、〇〇点を取る」という目標ですが、その点数をクリアすると、その結果として、どの様な状況が待っているのでしょうか?
企業に、お勤めであれば、昇進、昇給でしょうか? あるいは海外勤務ですか?
つまり、目標を達成したあとの目的がハッキリしていないと、その途中段階での目標は叶わないのではないでしょうか?
若い頃の目標
皆さんの中には、いわゆるお受験を経験されている人も多くいると思います。
幼稚園・小学校受験、中学・高校受験、そして大学受験など、合格に向けて人一倍努力されたのではないでしょうか?
しかし、すべての人が同じとは言えませんが、概ね受動的な目標だったのではないでしょうか?
受動的な目標が、まったくダメとは言いませんが、その時の感情に目を向けてみると「楽しくて仕方がない」という状態ではなかったのでは思います。
つまり受験を突破した結果としての目的は曖昧だったのでしょう。
社会人の目標
社会人になると、殆どの企業では、業績向上のための評価制度が設定されていると思います。
いわゆるMBO(Management by Objectives)制度ですね。
個別に何を達成させるのかを明確にし、個人と組織のベクトルを合わせ、最終的に個人の目標と組織の目標をリンクさせ最終的に自身の評価に繋がってきます。
それとは別に、数年も経過すると、上司や先輩から「目標」について、問われることはないでしょうか?
もちろん仕事上での目標である場合も多いですが、この先、どのありたいのか?とか、人生そのものの目標について考えざるを得ない場面も多くなってきます。
そんな時に、すでに明確な目的達成のための目標があるのであれば、素晴らしいと思います。
しかし、多くの人は、日常の業務追われて過ごしてしまっていないでしょうか?
つまり最終的な目的を見極める事は、とても大切だと思いますが、なかなか見出すには困難が伴います。
そこで、まずは目標を定めて立ち向かうことで、最終的な目的も明らかになるのではないでしょうか?
「楽しみながら」じゃないと目標に近づけない
ここで、質問です。 皆さんは、5年後、10年後の目標は明確にお持ちでしょうか?
そんな事、急に言われても、そんな先のことまで考えられないよ。という声も聞こえてきそうです。
もしも目標があったとして、それを達成するために楽しみながら行動し、ワクワクした気持ちで過ごせているでしょうか?
もしも、あまり楽しくない、どちらかというと苦しいと感じているのであれば、その目標をゼロベースで考え直してみることをお勧めしたいと思います。
では、楽しみながら目標を設定し、その目標を達成するには、どのようしたら良いのでしょうか?
最初に、「目標を明確にする」のは、お勧めしません。そんな人は稀だと思って間違いありません。
逆に、漠然とした目標をできる限り多く掲げ、それをノートに書きだしておきましょう。
目標の大小は気にしないで、とにかく多く書き出し、その中で自分がワクワク出来そうなものを選びながら行動していくことが結局は大きな目標を達成するための近道だと思っています。
そうすれば、小さな目標でも達成できたという自信もつきますし、新たな目標に向かって行動すること自体が楽しくなってくると考えています。
まとめ
以上、今回のテーマはいかがだったでしょうか?
様々な情報を能動的に収集し、その情報に基づいて、ぜひ具体的なアクションに結び付けて欲しいと願っています。
BizMentorのメンター陣は、多くの目標を楽しみながら達成してきたメンター達です。
もし迷われているなら、気軽に声をかけてみてはいかがでしょう。
きっと、有益なアドバイスをもらえると思います。