夏は涼しく冬暖かに
今年も熱い暑い夏本番の真っただ中です。そんな毎日だから、「夏は涼しく」って、すごく魅力的ですよね。
久しぶりの茶道からの引用ですが、この言葉は千利休が茶の湯の心構えを説いた「利休七測」の中の一つです。
もてなしの心遣い
利休の生きた時代は、冷房なんてものはありませんでしたので、暑い夏の日でもお客様に心地よく過ごしてもらう工夫が随所にみられます。
決まり事ではありますが、一番代表的なのは、お湯を沸かす風炉(お釜を設置して湯を沸かす器)を、お客様から遠いところに置くようにするもので、5月から10月までの茶室でみられます。
亭主(ホスト)側の工夫では、茶室の床の掛け軸や、道具類にガラス製のものを使用します。
例えば掛け軸は、「瀧」といったシンプルなものから「山是山水是水」や「薫風自南来」がありますが、茶室に入った時に、真っ先に目に留まると同時に、これが意外と涼しさを効果的に演出してくれます。
また、そのような工夫をしてくれる亭主の心遣いにも嬉しくもなります。
利休七測は、そのような「おもてなし」の心構えを表現しています。
リーダーの心遣い
リーダーは、社内外の様々な方と接する機会が多いかもしれません。
だからといって、無条件に誰に対しても「もてなしの心遣いを」なんて事を勧めたりはしません。
自分の基準で、自分のゆとりの範囲で、相手に提供出来ればいいのではないでしょうか。
本質は、相手が不快と感じる事の無いように、少しの心配りが出来るといいなと思います。
まとめ
もてなしの心遣い、リーダーとしての心遣い。
Biz Mentorは、そんな事のキッカケ作りにも役立ちますので、活用してみてください。