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転職しますか?

コーチングの仕事をする中で、転職に関係する話がトピックになることがあります。

算数のような正解はないわけですが、転職は多くの人が一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

私は3回の転職を経験しましたが、自分の経験もご紹介しながら、参考になることがあればと思い、今回は「転職」について書いてみました。


思いがけない質問

転職を考え始める要因は多くの場合複数あると思いますが、私が体感的に感じる多くの要因が人間関係です。

私は学校卒業後に入社した会社で3年くらいだったか転職を考えたことがありました。

当時、上司と馬が合わない、仕事にやりがいない、会社も何を考えてるのかわからない。

そこで学生時代から就職相談などのってもらっていた先輩に相談に行きました。

私は同情をもらって共感してもらって、転職の後押しをしてもらおうと。

その先輩の最初の質問は、「会社を辞めると言ったら何人の人が引き止める?」と。

ん?そうか、俺は目の前の問題から逃げたいだけだったと気付かされ、目から鱗でした。


景色は変わる

当時、私は営業職でしたが、大した実績も上げず、いろんな言い訳を無意識で探していたと思います。

よし、営業成績を上げて回りから止められると自信をつけたら転職しようと決し、何をすべきか集中すると周りの景色は変わりました。

上司も異動になり、その後、念願の海外駐在へ出ることに決定しました。

周りから止められるかな?と思った頃には景色は変わっていて、あの時の先輩の質問に本当に感謝しています。

その後、2度の転職を経験しましたが、いつも自分がなぜ今転職すべきなのか、本当の理由を問いただすようにしてきました。


パワーオブメンタリング

私の場合、ラッキーだったのは寄り添いながらも厳しく冷静に接してくれた先輩がいてくれた事です。

当時はメンターとか、コーチングという言葉も知らない時代でしたが、今から思えば素晴らしいメンターコーチに出会っていたわけです。

私はコーチング活動を通じて転職相談を受ける時、そんな自身の体験も思い出し、とにかく視野を広くもってもらうこと、2者択一でなく第3の選択がないのか、異なる視点を提供してどんな景色が見えるのか、といった会話の中から自らが納得する結論を出してもらえるようにしています。

どうお感じになりましたか?


まとめ

皆さんの中には、自分よりも部下や後輩の転職相談を受ける立場かもしれません。

また、個々人の職業観、価値観は異なりますから、一つの例が全てに当てはまるわけではありません。

だからこそ、一人で考えるよりも、身近なメンターと言える人から気づきを得たり、また逆の立場であれば、気づきを与えられるようにすることは大切だと感じています。

森谷 均
森谷 均
ノエビアの台湾法人、米国法人の社長を務める。その後、外資系化粧品会社の日本法人立ち上げなどに加わるなど化粧品業界で幅広く活動。若手リーダーの夢や目標に並走することに喜びを感じている。趣味は、居合道・剣道・映画鑑賞・日曜大工。

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