部下の成長に繋がる1on1ミーティングの進め方
読者の皆さんも1on1ミーティングをご存知な方は多いのではないでしょうか。
では1on1ミーティングとはどのようなことを目的に行うのでしょう。
「目標管理制度における人事考課面談」のことと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
今一般的に言われている1on1ミーティングは「部下の成長を促すこと」が目的です。
ではどのように進めれば部下の成長に繋がる1on1ミーティングを行えるのでしょうか。
今回はこのことについて記していきます。
様々な企業で挿入される1on1ミーティング
最近様々な企業で導入されるようになった1on1ミーティング。
その多くは管理職の方と部下の方で行われる形態と思います。
そして聞こえてくるのは「有効な1on1ミーティングを行えてる管理職の方」と「うまく行えていない管理職の方」がいらっしゃるということです。
部下の成長に繋がる1on1ミーティングの進め方
私は前職の管理職時代部下との1on1ミーティングを行っていましたが最初から有効な1on1ミーティングを行えたわけではありませんでした。
当初は悔しい思いもしましたし有効な1on1ミーティングを実践できるようになりたいと思っていました。
そして学びと実践を繰返し行い「部下の成長に繋がる1on1ミーティングの進め方」を発見することになります。
今回はそのことについて記したいと思います。
部下の成長を促す1on1ミーティング実践のため最初に取り組んだのは「信頼関係の構築」です。
信頼関係が構築されていないと部下は心を開いてくれません。
その為に行ったのが「毎日のコミュニケーションを大切にする」ことです。
「毎朝挨拶を交わす」「依頼事項には素早く対応する」「約束を守る」改善を促すときは「怒らずどうしたらできると思う?ときく」ことを心掛けました。
とても大切なことと考え最優先で実施しました。
その結果本当の意味での信頼関係が築けたと思います。
次に行ったことが部下と話し合いの上仕事の最重点テーマを決めるということです。
この最重点テーマを達成する為に1on1ミーティングを行うことで合意を取得しました。
最重点テーマを達成するに当り部下の成長は必須条件ですし、達成することで部下の評価アップに繋がるためです。
次に行ったことは最重点テーマを達成するにあたってのスケジュール立案。
「いつまでにどこまで進むのか」を決めました。
そして開催頻度は週1回30分としました。
そして1on1ミーティングを実施するにあたってコーチングマインドをもってコーチングスキルを活用することがとても大切です。
私はこの時銀座コーチングスクールの認定コーチの資格を取得していましたので有効に活用することができました。
また信頼関係ができていると「将来の夢」や「悩みごと解決」について会話することが出てきます。こういった時間も大切にしました。
以上です。
このような進め方で1on1ミーティングを進めたところ、この部下は「お客様営業事務の方への研修講師としてのスキルを習得する」という最重点テーマを見事達成、次の期に研修講師の活動を開始し1年間で200名の受講生を迎い入れるという実績を残しました。
何のために1on1ミーティングを行うのか
ここで再度1on1ミーティングを行う目的について考えたいと思います。
企業の管理職と部下が1on1ミーティングを行う場面では、私は部下が成長し、その結果業績向上や生産性向上などの効果に繋がることにあると考えます。
管理職の大きな仕事は「経営計画達成」「人材育成」の二つだと思います。
この二つのミッションを達成するにあたり1on1ミーティングは有効なものではないかと思います。
まとめ
最後になりますが私が発見した「有効な1on1ミーティングの進め方を再度記載します。
《有効な1on1ミーティングの進め方》
- 部下との日常のコミュニケーションを大切にする
- 1on1ミーティングを始める前に重点テーマを決める
- その重点テーマを達成するためのスケジュールを決める
- 1on1ミーティングの開催頻度を決める(私のケースは週1回30分)
- 1on1ミーティングを有効なものとする為にコーチングを学ぶ
- コーチングスキルを活用し1on1ミーティングを実施する (進捗確認・次に起こす行動の決定など)
- 将来の目標や悩み事についても会話する時間を設ける
以上です。
今回のブログは如何でしたでしょうか。参考にして頂けるようでしたら幸いです。
次回もまた読者の皆さんのお役に立つ情報を発信できたらと考えています。
どうぞ宜しくお願いします。