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「あるもの」に目を向ける

転職や起業、離婚といった、今ある環境や関係を卒業して、新しい一歩を踏み出したい、という考えがよぎった時。

何も悩まずに新しいスタートを切った、という方は、少数派かもしれません。

何か月も、いや何年も頭を悩ませた方が、数多くいらっしゃいます。

自分なりに調べたり、色んな方に相談しすぎて、段々訳が分からなくなってしまった、という方もいらっしゃいます。

悩みに悩んだ末、結局スタートを切れなかった、という方もいらっしゃいます。

そういう方々の悩みに伴走し、サポートする中で、スタートを切れない“真の理由”に気づき、真正面から向き合うことの大切さと、それを克服することの難しさを痛感することがよくあります。


スタートを切れない“真の理由”

スタートを切れない「理由」は、人によっても状況によっても様々です。

ただ、サポートしている立場から見ると、たとえば、

・自分がいないと、今の会社のプロジェクトが回らず、部下を犠牲にしてしまうから… とか、

・養う家族や子どもがいて、収入を下げるわけにはいかないから… というように、

いかにも“もっともらしい”、そして、ある意味「真実」と言える理由が並んでいるうちは、ご自身でもまだ“真の理由”に気づけていないことが多い、という印象です。

なぜなら、その「理由」を深く深く掘り下げていくと、たとえ部下を犠牲にしなくても、あるいは収入が下がらなくても、新たなスタートを切ることに心理的ストッパーをかけてしまう、ということが、往々にしてあるからです。

そして、ご自身も、このタイミングで初めて、 “はて…自分はなぜ、スタートを切れないんだろうか?” と、より深いところで、ご自身の“真の理由”と向き合うようになります。


“真の理由”を克服することの難しさ

しかも、この“真の理由”が、ご自身の根幹というか、価値観に関わっていることもよくあります。

そのせいか、これを克服することはとても難しく、むしろ、克服してしまってよいのかどうか、そこから悩まれる方もいらっしゃいます。

ちなみに、私がこれまで伺った中で一番多かった“真の理由”は、

>自分の「肩書」を失うことに対する恐怖心 でした。

会社という肩書、「●●のプロ」という肩書、●●の夫・妻という肩書… 自分の存在をその「肩書」に頼って生きていたことに気づき、これを失ってしまったときに、自分の存在意義がなくなってしまうと思い、恐怖心を感じるのです。

これは、ご自身のプライドや価値観にも関わる重要な問題です。

だからこそ、克服することが難しい問題でもあります。


まとめ

このような“真の理由”を克服するかどうかも、克服する方法も、人それぞれ。

ここに、正解も不正解もありません。

ただ、そんな皆さんに共通してお伝えしているのは、「肩書」の後ろにあるものに、一度、ちゃんと目を向けてみて、ということ。

たしかに、「肩書」の力は偉大で、その人を実力以上に見せてくれることもあるかもしれません。

しかし、その後ろには、等身大のあなたが、これまでの人生で築き、積み重ねてきたものが、たしかに存在しています。

それは、その「肩書」に匹敵するどころか、それ以上の魅力を持っていることに、きちんと目を向けてもらいたいのです。

飯塚 予始子
飯塚 予始子
弁護士。東京大学大学院法学政治学研究科(法曹養成専攻)卒業後、日本司法支援センター(法テラス)のスタッフ弁護士を経て、現在は弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所に所属する。夫婦や親子の問題、相続・事業承継などの家事事件が専門。ハラスメント問題やコーチ・カウンセラー業界の法律問題、外国人問題なども数多く取り扱う。趣味は、寝ること、こたつに入ってみかんを食べながら海外ドラマを見ること。

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