メンターも成長する1on1
徐々に1on1ミーティングが広がりつつあります。
そこで上手く対話ができているメンターは、主にコーチングのスキルを使っています。
私たちは1on1を導入する際はコーチングを学ぶことから始めることをお奨めしています。
そこにはメンター自身が成長していくとても大きな意義があります。
コーチングを体験できる
1on1のメンターを始めるにあたり、コーチングを学ぶことは大変有効です。
コーチングを学ぶ際は、まずコーチングを受けることから始めるのが一般的です。
国内ではまだまだコーチングを受けた経験がある方は少ないようです。
多くの方がこの初めての体験に少なからず驚かれます。
何しろ、自分の「ありたい姿」や「なりたい自分」を目標として掲げて、
その実現シーンを具体的に描くことができて、
自らが持っているリソースや強みに気づくことができて、
その目標へ向けた第一歩をワクワクと踏みだせるのですから。
コーチングを学び1on1を開始していくメンターは、同時に自分自身も目標に向かっての行動を開始しているのです。
育成の経験ができる
人の成長に最も貢献しているのは自らの経験からの学びです。それが7割だそうです。
残りの2割は人から教えてもらう、1割が自己啓発などからだそうです。
この大切な日々の経験を、もっと成長の糧にしていかないともったいないですよね。
それには、経験学習モデルを活用します。
「具体的経験」から「内省」し、それを「教訓」として次の「実践」に生かす。
この4つのステップのサイクルを回し続けていきます。
これを1on1では行っているのです。
また人が大きく成長するのに欠かせない経験がいくつかあります。
「つなぐ」、「変える」そして「育てる」という経験です。
メンターは、この「育てる」 経験を1on1で経験学習モデルというとても有効な手法で実践していくのです。
ロールモデルとなる
コーチやメンターをしっかり務めるには自己基盤が整っていなければなりません。
自己基盤とは一言でいえば人間力です。
メンティーがメンターの言動や考えなどに共感できないと1on1の効果は半減します。
メンターが1on1で言っていることと、日常の所作振る舞いが違えばメンティーはメンターを信用できなくなります。
基盤となる信頼関係が築けなくなります。
メンターを務めるにあたっては、自分自身にベクトルを向けて省察して、まさにメンティーのロールモデルになっていくことが大切です。
メンター経験は、そのロールモデルとなることで、自分自身も成長していくという、とてもありがたい機会です。
自らこの環境に積極的に身を置いていきましょう。
部下を育てるということは、上司自身が成長することなのですね。
まとめ
1on1ではメンティーの目標達成へのサポートを行います。
それは共創の取組みです。その過程で共に成長していくのですね。
自身の成長は根源的な喜びです。
そんな体験にBiz Mentorは伴走しています。