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優れたリーダーはなぜ読書をするのか?

書店に行くと、最近よく目にするのが、『●●な▲▲は、なぜ■■■をするのか?』というタイトルの本。

「なぜ~なのか(するのか)?」と問われると、その理由を知りたくなり、つい、その本を手に取ってしまう・・・という読者心理を上手についているのだと感じます。

今日のブログでは、それに倣って、というわけではありませんが、「優れたリーダーはなぜ読書をするのか?」と題し、リーダーと読書の関係について触れてみたいと思います。


「優れたリーダーはみな読書家である」は本当か?

「優れたリーダーはみな読書家である」というような趣旨の記事を以前何処かで読んだ記憶があります。

私はこれまで、人材紹介業やプロコーチ業という仕事を通じて、数多くのリーダーと呼ばれる人たち(経営者、管理職の方など)に出会ってきましたが、その言葉は、概ね的を射ているように感じています。

そのように思う理由について、以下に私なりの考えを述べたいと思います。


優れたリーダーの3つの特長とは?

1. 言葉選びが的確で、論理的である

優れたリーダーは、その時々の言葉選びが的確で、話全体を通しても、非常にロジカルに説明することができます。

そもそも書籍には、どんなジャンルであれ、読み手に対して書き手の情報や思想というものを的確に伝えることが求められます。

そんな書籍に対して日頃から慣れ親しんでいれば、自ら発する言葉や相手への伝え方について、自ずと細心の注意を払えるようになるというものです。


2. 相手を認め、耳を傾けることができる

優れたリーダーは、相手の話を否定したり遮ったりすることはせず、最後まで聴くことができます。

読書をするということは、当該分野の知見を広げたり深めたりすることが目的のひとつとしてありますが、自分の視野が広がったり思考が深くなったりすることで、結果的に相手を許容できる範囲も広がります。

また、読書には、一定の集中力や忍耐力が身につくという効果がありますが、これは、相手の話を最後までしっかり聴くということに役立ちます。


3. タイムマネジメントに優れている

優れたリーダーは、タイムマネジメントに秀でています。

一般的な概念として、「仕事ができる=タイムマネジメントに優れている」という認識があると思います。

当たり前ですが、タイムマネジメントができなければ、リーダーという要職に降りかかる多岐にわたる仕事を回すことができないからです。

そんなリーダーは、自らを高めるための時間(=読書)もきちんとマネジメントできているものです。


まとめ

「優れたリーダーはみな読書家である」が真実であったとして、では、読書をすれば、優れたリーダーになれるかというと、そうはならないかもしれません。

ですが、上記の観点をもって読書をすることで、これまでとは異なる思考や行動が生まれ、それがリーダーとしての能力発揮に役立つと思います。

ぜひ実践してみてください。

大石 典史
大石 典史
東証一部上場企業2社を含む4社で法人営業、コンサルタント職、人事総務等を経験。現在は、銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表、研修講師、パーソナルコーチを務める。国際コーチング連盟(ICF) 認定プロフェッショナルコーチ(PCC)。

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