目標と2023年箱根駅伝
2023年の箱根駅伝は、駒澤大学が駅伝三冠(出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝)の快挙達成でしたが、往路・復路とも見ごたえのある2日間でした。
レースの戦略や情報合戦については専門の方にゆずるとして、優勝した駒沢大学と2位となった中央大学で、それぞれ印象に残るコメントあったので皆さんと共有したいと思います。
第2位 中央大学
来年の100回記念大会で優勝を目指しているので、今回は3位以内が目標でした。
しかし、いざ本番では、往路・復路とも30秒ほどまで詰めた区間があり、もしやと期待させる場面もありましたが、結果としては惜しくも2位。
それでも古豪復活として喜ばしい結果だったと思います。
さて、レース後の中央大学藤原監督のコメントは
「1年間優勝を狙ってきた大学と、3位以内を狙ったウチとの差」
優勝 駒沢大学
すでに出雲駅伝・全日本大学駅伝と制しており、もちろん三冠を取るべく本戦に臨んだろうという事は容易に想像出来ます。
そして本番は要所要所で各選手がキッチリと結果を残すのは、さすがとしか言いようがありませんでした。
駒沢大学大八木監督コメント
「春に、チーム内から今季は『駅伝3冠を目指したい』という声が上がったことで、意識が変わった」
目標の設定位置はどこ?
中央大学の藤原監督のコメントの通り、どこに目標を設定するかが結果を大きく左右する一つの良い例に感じます。
もし、「駒沢大学の三冠を阻止して、絶対に今年優勝を取るぞ!」的な目標だったら、少なくても一度は先頭の交代はあったのではないでしょうか。
目標の設定主体は誰?
もう一つ、大事なポイントは、目標を設定した主体者です。
駒沢大学の方が、「チームの中から積極的に出てきた目標」と感じられます。
もちろんこれでだけで言い切る事は出来ませんが、少なくても優勝を強く望む意思、チームとして持つ目標への意識の強さは駒沢大学の方にあると言ってもいいのではないでしょうか。
まとめ
目標の設定位置と、目標を設定する主体者は、ビジネスの場でも同じだと感じます。
リーダーは、ある場面では監督という立場でもありますよね。
主体的なチーム作りが出来ると、結果もついてくる。
そんな事を考えると、ワクワクしませんか、今年も一緒に歩んでいきましょう!