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上司と部下の良好なコミュニケーションの構築

私は研修講師として管理職研修・営業職研修・営業サポート職研修などの講師も務めております。

最近管理職の皆様への研修打合せでよく伺うことは「管理職と部下の良好なコミュニケーションが構築できていない」ということです。

このことは私が研修講師の仕事をするようになった8年前からよく伺うテーマです。

なかなか解決できない課題なのかもしれません。

今日はこの解決できない課題への対処法について記載したいと思います。


良好なコミュニケーションが構築されにくい理由

私はこの「上司と部下の良好なコミュニケ―ションの構築」という課題について8年間継続して取組んできています。

その中で要因として思うことは2つあります。

本日は論点を絞るため管理職の皆様の視点で記載していきます。

1つ目は「育ってきた時代背景による価値観のままで部下と接してしまう」こと。

2つ目は「どうしたら部下と良好なコミュニケーションが築けるのか解らない状態にある」ことです。


育ってきた時代背景による価値観の違いを乗り越える

先ほど上司と部下の良好なコミュニケーションの構築がされにくい理由を3つ述べました。

これからその対処法について記載していきます。

1つ目は「育ってきた時代背景による価値観のままで部下と接してしまう」ことについて。

これはある意味仕方がないことだと思います。

ただ対処できると部下とのコミュニケーションもよい方向に進むので身に付けたい方も多いかと思います。それではどのようにすればよいのか。

その1つは野村総研などが発表している育ってきた時代背景による世代の特徴など一覧表を確認すること。

「団塊の世代」「バブル世代」「ポスト団塊の世代」「ゆとり世代」「Z世代」など各世代の育った時代の背景や特徴が記されています。

このような資料に記載されていることをデータとして持っておくことで価値観の違いを理解でき、コミュニケーションを取る場で参考にすることができます。

もう1つは「コーチング」を学ぶこと。

「自己基盤の強化」「コーチングマインドの醸成」などにより新たな気持ちで部下と接することができるようになると考えます。


部下との良好なコミュニケーション構築方法の学び

続いては「どうしたら部下と良好なコミュニケーションが築けるのか解らない状態にある」このへの対処方法について。

このことへの対処方法として最初にお勧めするのが「書籍から学ぶ」こと。

書店に行きますと世代の違う部下とのコミュニケーションについて書かれた書籍が並んでいます。

理論を学ぶことで部下との良好なコミュニケーション構築に転用できる方は、そのまま継続頂ければと思います。

読書から理論を学ばれたあとお勧めするのは「コーチングを学ぶ」こと。

1つ目の課題解決と重複しますが、理論を学んでもなかなか応用して活用できない方には「コーチングを学ぶ」ことをお勧めします。

コーチングは「質問と対話で部下を勇気づけ自発的行動と成長を促す」スキルです。

このスキルを活用するに当っては上司と部下に信頼関係が構築されていることが必須です。

この信頼関係を構築する手法に良好なコミュニケーションを築くヒントが隠されているからです。


良好なコミュニケーションの構築が1on1を有効に

私は良好なコミュニケーションを築くことで、色々なメリットを入手できると考えます。

その代表的なものが有効に働く1on1ミーティング。

企業によって1on1の定義は多少異なると思いますが「部下の困りごとのヒアリング」や「部下の成長を促すこと」は殆ど共通しているのではないでしょうか。

このような1on1ミーティングを実現するには、上司と部下に良好なコミュニケーションが築かれていることが必須条件です。

このようなことがあるので経営者の方から「上司と部下の良好なコミュニケーションの構築」に関する研修の依頼を頂くのだと考えています。


まとめ

今回は「上司と部下の良好なコミュニケーションの構築」というテーマで管理職の視点で記載して参りました。

最後になりますが、今回記載してきたことを纏めさせて頂きます。


【上司と部下の良好なコミュニケーションが築かれにくい要因と対処法】

《要因》育ってきた時代背景で培われた価値観のまま部下と接してしまうこと

《対処法①》書籍などで各世代の育ってきた時代背景や特徴などを把握すること

《対処法②》コーチングを学びコーチングスキルをつかえるようになること


【部下と良好なコミュニケーションを築く手法を学ぶこと】

《要因》部下と良好なコミュニケーションを築ける手法が解らない状態にあること

《対処法①》部下と良好なコミュニケーションを築く方法をテーマにした書籍を読むこと

《対処法②》コーチングを学びコーチングスキルを使えるようになること

以上です。


今回の私のブログ記事はこれにて終了とさせて頂きます。

少しでも多くの方に読んで頂けると幸いです。どうそ宜しくお願いします。

松行 淳一郎
松行 淳一郎
福岡大学卒業後、トーヨーサッシ株式会社(現在の株式会社LIXIL)に入社。営業職・支店長職を経験したのち、東京本社にて顧客人財育成の担当として、管理職や営業職の合わせて58社501名の教育を担当。2021年に退社後、人財育成を行う株式会社カインドサポートを設立。人財育成の仕事こそ自分の天職だと確信。

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