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自分を責める心の声との折り合いのつけ方

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

できない自分、失敗した自分を責める。

私の生きてきた中で、何度自分を責め、期待するようにできない自分を情けなく思ったことか。。。

高校生の時、硬式野球部に所属していました。

守ってはエラーをするし、打っては凡打ばかり。

チームにも迷惑をかけて申し訳なく、そして自分を恥ずかしく感じていました。

一度も登録メンバーになれず、何のために野球をしていたのだと思うと悔しくなり、劣等感を感じるようになった高校時代でした。

皆さんにも似たような経験、ありますよね。

自分一人がダメな人。できない人に思えてしまう。

私の場合、高校生の時のトラウマが大人になっても残っていました。

今も残っていない訳ではありませんますが、対処の仕方を身につけられたので、自分を責めることはほとんど無くなりました。

今回は自分を責める心の声に耳を傾け、それでも前に向かう自分を称えたい。

新たな思いを持って、新年度を迎えるきっかけになればと思います。


多様な声に耳を傾け、聞き分ける

上述したようなトラウマですが、とても厄介なものですね。

自分を責め続けるとは、自己暗示をかけているのと同じです。

そして、いつの間にか無意識に、その後の言動に影響を与え始めます。

「以前できなかったから、これからもだめだ」、「どうせ、またできないよ」と、過去に引きづられるようになります。

意識的にではなく、無意識のうちにマイナス思考が蔓延ってくる。

これが自己暗示。厄介な存在です。

そこで大事なのは、良いことにも、嫌なことにも耳を傾け、まず受け止めること。

起きた事象や他人から投げかけられる傷つくような言葉は、自分では変えられません。

変えられるのは、その後の感情。つまり、受け止め方が大事なのです。

心理学では論理療法と言い、他人の評価に左右されず、自らが感じることを素直に受け止め、大切にするという考え方です。

他人が発する言葉や耳に入ってくる情報は、自分自身の意思ではコントロールできません。

自ら変えられないことに傷つくのではなく、変えられることに意識を向けましょう。

嫌なことでも、これからの自分にとっての学びの機会だと考えると、「ありがとう」と感謝の思いすら湧いてきます。

慣れてくると、本当にこうなりますよ。


許す!

以前、ある中小規模の経営者の方から、「嫌な人でも、とにかく一晩経ったら“許す”。許すって、大事ですよ。」と伺いました。

許すことで嫌なことを抱擁し、既に過去のものとなったことに囚われないということ。

先ほど書いた、自らが変えられることに意識を向けた究極の思考、受け止め方だと思います。

好きになれない嫌な人や起きてしまった嫌な事象を受け止め、許す。ただひたすら、許す。

初めはなかなかできません。でも続けるうちに、できるようになります。

そして、過ぎた過去のことに囚われることがバカバカしく思えてきます。

是非寝る前にその日に起きたことを振り返り、ぜ〜んぶ綺麗さっぱりと許してしまいましょう。

翌朝は、スッキリしていますよ!


恩師への感謝

冒頭に高校野球のことを書きました。

当時の野球部監督が、先日逝去されました。お世話になった監督でした。

登録メンバーにすらなれなかった私は、お荷物部員でした。自分を惨めに感じていました。

しかし、3年生の夏の大会の前に、監督から伝えられた言葉に救われました。

「過ぎたことに囚われるな。未来を生きろ!」と。

その後、折に触れてその時の言葉を思い出し、自分を奮い立たせる事がありました。

思うところあり、留学していたアメリカから感謝の思いを手紙に綴って送ったこともありました。

今になって思えば、その時の監督の言葉が、私自身の不甲斐なさを“許す”メッセージだったのかもしれません。

改めて、恩師への感謝を持ちたいです。


まとめ

「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」 自分でコントロールできることに向き合いましょう。

そして、良いことも、嫌なことも、受け止め方が大事です。

特に嫌なことは、新たな気づきをもたらすメッセージかもしれません。

「失敗は成功のもと」。失敗を恐れず、初春を明るく楽しみましょう!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

江島 慈明
江島 慈明
石川島播磨重工業、ジョンソン・エンド・ジョンション、ファイザーなどを経て、現在は、現在は日系製薬企業にて、アジア諸国での新規事業創出、ライセンスビジネスモデルの構築に従事。GCS認定コーチ、日本メンタルヘルス協会 公認カウンセラー 趣味:サイクリング(週末60km超のサイクリングが楽しみ)、高校野球観戦(自身も高校野球経験者)

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