美味しいお茶を点てる
今年は久しぶりに桜咲く下でお花見を満喫した方が多いのではないでしょうか。
お花見を楽しめる、そんな日常に感謝したいと思います。
そんな桜が満開のタイミングで、友人達と茶会(茶道)を催す機会がありました。
そこでちょっと反省する事がありましたので、共有したいと思います。
お茶会の流れ
さて、お茶会というと、どのような場面を想像するでしょうか。
- 着物を着て
- 正座して
- お菓子を食べ
- 2~3回茶碗を回してお茶を飲む
- そして、一言「けっこうなお点前で・・・」
というイメージが多数だと思います。
はい、ほぼその通りなんです。そしてお茶会というくらいですから、主役はお菓子ではなくお茶を頂く事になるんです。
お茶を飲む
利休が残した教えの中には、お菓子や正座の話は出てきませんが、お茶については下記のような教えがあります。
「茶の湯とはただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかりなる事と知るべし」意味はシンプルです。
「茶の湯(茶道)は、お湯を沸かして、お茶を点てて、そして飲むという事です」
実は、2021年8月に、この教えのブログを書いています。
この時は、今日も明日も同じレベルでやり続けることの難しさや大切さを解説していました。
そしてもう一つ、「お客様の状態に合わせた心配りが大事」とも。
お客様目線
残念なことに、先日のお茶会は、「お客様の状態に合わせた心配り」が十分ではありませんでした。
せっかくのお茶会、それも桜のドンピシャの季節、久しぶりに着る着物、お客様も着物そしてお茶会初体験。
そんな状況も手伝って、床の掛け軸やお菓子にも相当こだわっちゃいました。
何でもかんでもてんこ盛り状態です。
ところが、肝心のお茶が、少々渋め銘柄だったのです。
お恥ずかしい話、お茶会の途中で自分で飲んで「あっ!」と気づきました。
「お客様の状態に合わせた心配り」は一体何処へ、初めて抹茶を飲む方に相応しいものだったかと猛省です。
まとめ
振返ると、日々の仕事でも資料を作成する際に、やってしまっていた過去を思い出しました。
相手目線に立って、どのようなレベルを欲しているか、どんな立場でどんな期待をされているかを考えれば、すくなくてもてんこ盛りの資料を出すようなことはしないでしょう。
若気の張り切りと言えば聞こえはいいですが、いくつになっても、相手目線で捉える気持ちは持ち続けなければと。
そんなことを感じた茶会でした。