中間管理職の最大の武器となる1on1
これまで社内外で多くの中間管理職の方々と1on1ミーティングを行ってまいりました。
会社や組織の成果目標を達成するために、人知れず人一倍尽力されている方々です。
そんな中間管理職にとって最大の武器となり得るのが1on1ミーティングです。
激務のプレーイングマネージャー
中間管理職の皆さんは、事業成果を求められる最前線で身を粉にして活躍されています。
そして、その多くの方がプレーイングマネージャーとなっています。
何しろバブルが崩壊した低成長時代でも、一様に事業成果を担っていますから大変です。
自らたくさんのタスクを抱えざるを得ません。
加えてメンバーの残業が抑制される中、一身にその負荷も背負っています。
以前、プレーイングマネージャーの課長さんと、そうでない担当課長さんとの個人的な事業成果のデーターが、書籍で紹介されていたのを見たことがあります。
それは明らかにプレーイングマネージャーのその数値が優っていました。
だから、自分でやる方が手っ取り早いのですね。
でもそれを長く続けていて無理はありませんか。
もし、その代償に部下と組織の成長に手を掛けられないとすると、中長期の組織の経営計画としては片手落ちではないでしょうか。
メンバーの事を本当に思っている
プレーイングマネージャーの方との1on1ミーティングで、ありたい姿を質問していくと、事業業績の達成の先には、「働く仲間の幸せ」がある。と語られるのを耳にすることがあります。
ともに働く仲間には、仕事を通して幸せになってほしいとのオモイがあるのですね。
どうして事業成果と、働く仲間の幸せがつながるのかと問いかけてみると、安定雇用や給与所得の伸長などのほか、個人の成長による自己実現などと語られます。
人は自身の成長の実感は根源的な喜びだと言われます。
そうした働き甲斐が幸せにつながっているのですね。
多忙を極める中間管理職の皆さんも、メンバーの幸せのためには一肌脱ぎたい。
そのオモイから、1on1ミーティングに取組む方が徐々に増えてきています。
中長期的な組織の成長と発展へ
人が働く意欲を高めるには、内発的動機付けが必要なことがわかっています。
この内発的動機付けを、部下が自ら起こしていくことで、行動することの意義が腹に落ち、本気でやる気になっていく、そんなサポートが1on1です。
そうして、1on1には目標への達成レベルを「より高く」、そして「より早く」そこに辿り着くという効果があります。
それをメンターである上司が質問という形で、メンバーに気づきを促し、日々の経験を学びに変え、教訓として導き出すことができるからです。
まさに自律型人材の育成手法です。
メンバーは目標達成することにより自身の成長を自覚し、それは働く喜びとなります。
それは組織の目標達成にもつながり、中長期的に組織の成長と発展につながっていきます。
まとめ
1on1は、多忙を極める中間管理職の皆さんが求める、ありたい姿に近づける最大の武器です。
まだこれに取組まれていない方々も一念発起して、1on1ミーティングを習慣づけされませんか。
私たちBiz Mentorは、皆さんの1on1のメンターとして中間管理職を応援しています。