
1on1ミーティング「まずは自分が体験する」という選択
研修会社担当者からの意外な提案
今から2年半ほど前の話になります。
ある日、お付き合いのある研修会社の担当者からメールが届きました。
「大石さん、○○社の管理職クラスの方数名に1on1ミーティングを実施していただけないでしょうか?」
理由を尋ねたら、意外な回答が返って来ました。
「○○社では、今年から全社的に1on1ミーティングを導入しています。導入研修を行って、いざ実践したみたものの、イマイチ成果が出ていない様子。そこで、実践者自らがプロコーチによるセッションを体験してみてはどうかと思いまして。」
1on1ミーティングを体験してもらう
私で良ければ、ということで、その後、同社の管理職クラスの方(以下、クライアント)10名程を対象に、3~6回程度の1on1ミーティングがスタートしました。
スタートしてからすぐに気づいたのですが、クライアントの多くが求めていたものは、1on1ミーティングを行う上での心構えや必要なスキルを教えてほしい、というものでした。
しかしながら、今回依頼の趣旨は「心構えやスキルを教える」というよりも(もちろん、それにも対応しましたが)、1on1ミーティングを「体験してもらう」ことにあったため、クライアントにはコーチングをメインにして、必要に応じて教える、というスタイルで対応することで了解してもらいました。
1on1ミーティングでは「相手に気持ちよく話してもらう」ことが大事
1on1ミーティングを実践する中で、皆が一様に口にしていたのは、「しっかり聴いてもらえたことの満足感」というものでした。
一般的に1on1ミーティングでは、コーチングスキルをベースにして「質問する(ことにより引き出す)」ことについ目が行きがちになりますが、本質的には「相手の話をよく聴くこと」にあり、言い換えれば、「相手に気持ちよく話してもらうこと」にあります。
私には、クライアントが(本物の?)1on1ミーティングを体験したことで、特に「聴く」ことの重要性を理解し、これを現場で使ってみよう、という意識が高くなったように感じました。
まとめ
もし、あなたが、社内に1on1ミーティングを導入しようとしている、もしくは、導入したものの思うように進んでいない、という立場や環境下にいらっしゃるのであれば、一度、「本物の1on1ミーティングを自分が受けてみる」という選択をしてみてはいかがでしょうか。
BizMentorの1on1実践トレーニングでは、1on1ミーティングに必要な知識・スキルを習得できるだけでなく、実際にそれを体験することもできます。
これにより、自らが納得した上で、実践に移すことができるようになります。
ご興味のある方は、まずはBizMentorにお問い合わせください。