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リーダーなら、部下に「教えてもらおう」

リーダーには、文字通りチームメンバーを率いて、チームでの成果を上げることが求められています。

とはいえ、リーダーが常に正しいとか、なんでも知っているということではありません。

実は私にもそんな経験が。。。

部下からの提案

30歳代の後半、私は事業所の総務課長に転任しました。しばらくして、部下から提案があると告げられました。

「表彰式を変えたい」のだということです。パナソニックでは一年に一度創業記念表彰式典を行っていたのですが、これがつまらないと言います。

全員(1200人くらい)が食堂に並べた椅子に前向きに座り、受賞者の名前が読み上げられてその場で起立、ステージに順番に上がり順に表彰状を受け取ります。とても厳粛というか固く行っていました。

彼が言うには、

褒められている感じがしないと(なるほど、僕もそう思う)。

永く勤めてきたとか、素晴らしい成果を上げたとか、立派なことなのだからみんなでほめている感じを出しましょうよと(そりゃそうだ)。

前方にスクリーンを出して表彰者の名前と顔写真を映しましょう(ほうほう)。

それで、雰囲気を柔らかくするために音楽をかけましょう(え?)。

受賞者インタビューもいいですよね(うーん)。

それから、それから・・・(!!)

滞りなくやることがよしとされてきた行事です。そんなのやっていいのかなぁ、という不安がよぎります。

でも、直感的に「おもしろそうだな」「目的は正しい」という感覚がありました。


目的:頑張ってきた人をみんなで褒めてあげる。それがちゃんと本人に伝わる場を作る。

ありたい姿:アカデミー賞の授賞式みたいにしたい。


よし、やってみよう。

上司と周囲からの!!の反応

演出効果を上げるため周囲の人たちに知られないように入念なリハーサルを重ねた私たちは、表彰式典を予定通りやりきりました。

席に戻ると、事業場担当の役員から呼び出し。「あちゃ~叱られる~」、私は役員にも報告せずに進めていたのです。


役員:「さっきの表彰式典、あれは君たちが考えてやったの?」、

私 :「(おそるおそる)はいそうです」、

役員:「よかったよ、あれ!朝は福岡本社の表彰式に出たけど、マンネリでつまんなかったよ。いや、よかった!」


表彰を受けた社員からは、

「自分の名前がスクリーンに映し出された時には、涙が出そうになりました。ありがとうございます。」

とか、

いつもは辛口のベテラン課長からは、

「どんな仕事にも創意工夫の余地があることが分かった。」

などのメールをもらい、こちらが泣きそうでした。

この取り組みは翌年さらに発展的に改良され、ほかの仕事にもいい影響を与えました。

私自身からは表彰式の変革をするというアイディアは出てこなかったと思います。

リーダーの皆さん、部下に教えてもらいましょう。あなたが知らない素晴らしい意見や情報、提案があるかもしれませんよ。


そしてもう一つ。

部下からあなた自身についてフィードバックをもらうこともよいことだと思います。こちらは4月のオンラインセミナー「Mentor's Salon」で少しお話ししようと思います。


吉森 浩一 メンターの詳細プロフィールはこちら )

吉森 浩一
吉森 浩一

パナソニックグループでビジネスキャリアをスタートし、その後、大企業など4社で人事部長を務める。自ら企画したアフターファイブの社内勉強会にはいつも数十名が参加。趣味は、卓球・ゴルフ・読書・妻とのウォーキング。

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