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水面下の課題に目を向けよう

今回は氷山の写真を掲げています。 氷山は水面に現れている部分が少なく、 水面下に隠れて見えない部分の方が大きいことは良く知られています。

私たちのビジネス環境にも多くの見えない部分があります。 リーダーは、その見えない部分にも目を向けることが大切です。


水面上で見えるもの

氷山に例えてビジネス環境を見てみると、 まず水面上に現れているものは、企業理念やビジョンなどです。

これは声明としても社内外に公表されますから明らかに見えていますね。 また、組織や個人のミッションなども同様です。

その結果としての事業の成果や生産性も、水面上にきちんと現れます。

このように目的や目標、戦略や行動指針、それを実践する体制や制度やリソースなどが、 水面上に現れて目で見えるものです。

いずれも大切なもので事業の成果に大きな影響を与えます。


水面下で見えないもの

一方、氷山の水面下に例えられるものとは何でしょう。

それは目につきにくいもので、組織の文化や社風、風土などです。 それは人や組織の関係性で形成されています。

また、そこには様々な様式や習慣などが存在しています。 この水面下に隠れた部分の良し悪しが、 水面上に大きな影響を及ぼしていることが想像できます。

問題なのは、この隠れている部分の方が大きいことに気づいていない現実です。

ちなみに、この見えていない部分を組織開発(OD)では「プロセス」と言います。

ここでいうプロセスとは、「そこで起きていること」です。 日々の多忙なタスクに追われているリーダーは、 なかなかこの水面下の「そこで起きていること」に気づくことができないのが実情です。


対話を通して見えてくる

リーダーは、この水面下に隠れているプロセスに気づかないといけません。

それを見つけ出すツールは「対話」です。 リーダーは上質の対話でメンバーから見えない部分を聞き出すのです。

その際に必要なのはリーダーとメンバーとの信頼関係で、 それが無ければ水面下の事実や本音は出てきません。

この信頼関係を構築するツールも対話です。 プロセスが良い方向に働かないと、成果は当然低くなります。

反対に、良い関係性が沢山起きてくると、メンバーはその潜在力を存分に発揮します。 すると事業の成果や生産性にも、良い結果としてつながってくるのです。


まとめ

みなさんの組織では、氷山の下に何が隠れているでしょう。

それらを発見し、その根本原因を掴むためにメンバーと対話を行いましょう。

さらに、根本原因を改善して良い習慣を作るにも対話が必要です。

このようにリーダーには対話力が求められています。 まずは、メンターと対話をすることから始めませんか。


<まとめ>

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松木 幹一郎
松木 幹一郎
東証1部上場の電気機器メーカーにて、役員・理事などを歴任。現在は非常勤顧問として、組織開発の支援。新入社員時代は、営業担当として飛び込み営業から開始、若い頃は売れずに苦悩の毎日を過ごす。中間管理職時代では、徹底した新規顧客開拓により担当エリア内顧客シェア90%を獲得し、年間売上を300%にまで拡大、事業基盤を構築。現在は、組織開発の内部実践者としてオフサイトミーティングなどを実践。全国にファシリテーターを108名育成し、組織開発の礎を構築した。趣味は、サッカー、ウクレレ、カラオケ。

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