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悪魔の代弁者

カトリック教会で聖人を選ぶ際に、その人物の欠点や問題点を指摘する役割を持つ「わざと反対する人」の事です。

異論を聞き聞く事で冷静に判断できるという効果があるので、日々の意思決定の質を高める思考ツールとして有効です。


周囲にいませんか?

会議などで、決まりかけた事に対し、反対の意見を言ってくる人っていませんか?

その方が意識的に悪魔の代弁者として意見の述べている場合もあるかもしれませんが、場の雰囲気などからこの貴重かもしれない意見は無視されがちだと思います。

私自身も、決まりかけた結論に前触れもなく反対意見を言われると、カチンときて素直に受け入れられず、強硬にその結論を押し切るような場面もありました。


仕掛け次第で効果大

そんな悪魔の代弁者ですが、初めからその役割の存在を出席者が認識していれば、反対意見に対して冷静に検討する場が作れます。

先ほどの私自身の経験でも、結論を押し切った後に、冷静に振り返ると、大事な視点だったと気づくような事もありました。

また、反対意見を言う役割の人も、意識して反対意見を考える事になりますので、物事の視点を多面的に持つというトレーニングになったり、反対意見を言う中でその解決策が浮かんでくるという感覚を持つ事もあります。

思考の整理、見落としのチェックが出来、意思決定の質を高めるといった効果があるので、工夫して使ってみてはいかがでしょうか。


まとめ

皆さん自身の生き方/キャリアプランでも、あえてネガティブな意見を持ってきて、それに対するリスクマネジメントや対応策が明確にあるのであれば、あなたの進もうとしている方向は、きっと達成出来る未来になるはずです。




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倉地 修
倉地 修
コーチ・交渉学講座講師。大学卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社し海外OEMビジネスのSCM担当となる。プリンター会社の設立でSCM領域の立ち上げ(国内外の商物流整備・SAP R3導入など)を担当。設立した会社へ出向し、外部生産委託(EMS)プロジェクトのSCM領域責任者として1年の半分は中国へ出張し、プロジェクトの立ち上げとビジネス確立に貢献。趣味は、旅行、アウトドア、茶道、妄想

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