チームの仲間に「雁の贈り物」
早いものでもう10月、多くの企業がこの時期から下期を迎えます。
併せて人事異動も行われ、新しい仲間を迎えたり、新しいチームに加わったり、 職場の環境にも、新しい風を感じる時節ですね。
そんな時こそ、チームの中で「雁の贈り物」を始めてみませんか。
ワイワイガヤガヤと励まし合う
「雁の贈り物」とは、「仲間への声援を惜しまない。祝福を贈り合う。」というプレゼントのことです。 (「1分間モチベーション」(ケン・ブランチャード著)からの引用です。)
さて、群れになった雁が鳴いている様子は、どなたでもイメージできると思います。
頻繁で騒々しくにぎやかな鳴き声です。群れの至る所から聞こえてきます。
それはどうやら雁どうしの会話のようです。激励し合っているようにも聞こえます。
熱烈な声援を送り合っているようにも見えます。
まるで相手に情熱を注ぎこんでいるようです。
連隊を組んで飛んでいるときは、
「いいぞー! その調子だ!」、「もう少しだ、頑張ろうー!」
エサを探して泳いでいるときは、
「すごいぞー! いいもの見つけたな!」、「みんな! こっちに来いよー!」
と言っているかの如く声を掛け合い続けています。
ときに、私がお世話になった人間の職場でも雁の群れのようなチームがいくつかありました。
それが分かりやすいのは、そんなチームの懇親会です。
そこでは、お互いが相手に関心を持って、みんなが話題の中心になっている。
みんなが自分のオモイをぶつけ合っている。そして上司部下、先輩後輩の忖度が無い。
そんな場面を何度か体験してきましたが、そこで共通しているのは、 このようなチームは全て高い実績を出し続けている点です。
懇親会でのこんな雰囲気は、そのまま職場の風土にもなっているのです。
何があるとそうなりますか?
さあ、みなさんのチームをもっともっと「雁の贈り物」で一杯にするには、どうしますか?
それには、「何があるとそうなりますか?」とメンバーに問いかけて、 みんなで考えてみることをお奨めします。
すると例えば、
「メンバー全員の言動をいつもみんなで気に掛ける」
「いいと思ったことは迷わず口にする」
「誰かが発信したメッセージにはすかさず "いいね" を送る」
などなど、たくさんの習性を引き出すことができると思います。
是非、チームのメンバーとの対話から始めて、 「雁の贈り物」で満ち溢れる、そんな習性を創り出してみてください。
まとめ
今回ご紹介した書籍の内容は、ある米国の工場のお話です。
その工場は所属する会社でトップの生産性を上げるようになり、 その後ホワイトハウスでも表彰されるに至ります。
こんなチームを創ることは、まさにリーダーの醍醐味ですね。
私たち Biz Mentor は、そんなリーダーを応援しています。