交渉におけるWin-Winを見直してみない!?
交渉において、お互いに「Win-Winを目指しましょう」とか「Win-Winの関係でいきましょう」などと言ったり、言われたりしていませんか?
結果は満足のいく内容でしょうか? もし、結果に満足がいかないのであれば、考え方をちょっと変える事をお勧めします。
Win-Winは事前に狙うものじゃないよ
交渉事に際し、事前にWin-Winを目指すと、どうしても譲る、遠慮する、主張しすぎない等の心理状態になります。
そうなると、仮に合意したとしても、スキッリしない結果になってしまうケースが多いのではないでしょうか。
そりゃそうです、はじめからマイナス思考ですもん。
Win-Winは結果です
交渉は、自分の目的を達成させる手段なので、自分の主張や意見を遠慮する必要はありません。
こうしたい、これは嫌だ、を明確に相手に伝える事が、最重要です。
そして、当然なことですが、相手も同様に自分の主張を述べてくるでしょう。
両者の主張が出そろったところで、冷静に一致点と相違点を確認しあい、両者の協業で相違点の解決策を創造したり、自分の主張の取捨選択(優先順位をつける)をして、お互いに自分の目的に合致した一番Getしたい事を手にします。
その結果が WIN-WIN なのです。
Good for you Great for me
交渉学という学問があるのですが、ここでも初期ではWin-Winの結果(目指すのではなく結果)となる交渉という教えでした。
最近では、より自分にフォーカスして 「Good for you Great for me」 という捉え方が広まってきています。
これなら、はじめからGreat for meを意識しているので、交渉前にイメージしてもOKですね。
そして、大事なポイントは、相手にもGood for youは忘れずいましょう。
だって、交渉相手はこれからも継続して付き合う相手ですから。
もっとも、相手は相手で自分がGreat for meと認識している事が一番良い交渉結果です。
交渉は苦手だという方は多いかと思います。
でも、交渉は自分の目的達成させる手段として必要不可欠なので、「Good for you Great for me」の意識をもって臨みましょう!