リーダーの育成に効果的な「外部メンターによるプログラム設計」
組織の研修担当の方から、社内メンター面談の仕組み作りや、研修の実施をしてきているが、期待する効果が出ていないというご相談を受けることがあります。
詳細をお聞きすると、リーダーの方たちへ向けて様々なトレーニングを提供し、こうなって欲しいという姿は描けているものの(期待値は明確)リーダーが求めている課題解決へのサポート、リーダー自身の成長のためにどうしたらいいのかが社内リソースでは頭打ち・・という声が聞かれました。
このような課題を抱えている人材育成担当の方も多いのではないでしょうか?
これまでのリーダーシップ向上につながるトレーニングとは
一般的にリーダーシップの向上につながるトレーニングとして効果的なもの、おそらくどの人材育成担当の方もリーダーに向けて提供されてきたと思われるのは、以下ではないでしょうか?
1.ビジョンを共有する
組織とチームのビジョンを描き共有する力がリーダーには求められています。ビジョンを描き共有し、チームをモチベートしゴールに向けて行動することができます。
2.コミュニケーション
チームメンバーとのコミュニケーションを通じて、目標達成に向けた方向性を示す必要があります。コミュニケーション能力を高めることで、リーダーはチームメンバーとの信頼関係を築き、目標達成に向けて協力することができます。
3.プロジェクトマネジメント
プロジェクトの成功のために、プロジェクトを計画、実行し、いつまでにどの段階まで実施するのかを含め、成功までのプロセスを構築していきます。リーダーがプロジェクトマネジメントスキルを習得することで、プロジェクトの成功に向けた戦略的なアプローチを取ることができます。
4.チームビルディング
チームビルディングは、組織やチームの連帯感を強め、メンバーのスキルや経験を活かして目標を達成しようとする取り組みです。リーダーがチームビルディングスキルを習得することで、チームメンバーと協力して働くための環境を整えることができます。
リーダーは以上のようなトレーニングを受けることで、リーダーシップ能力を高めることができると言われていますが、全てのリーダーがチームで同様の成果を上げられるようになるわけではありませんよね。
組織の人材も多様で、年齢や性別だけではなく、経験の違い、専門性や価値観の多様化、スキルや能力の格差もあるので、リーダーの抱える課題も多岐に渡っています。
リーダーの育成に効果的なプログラム設計
社内のリソースでは課題解決が難しくなっている時は、外部メンターのサポートを受けることが効果的ということを、「外部メンターサービス導入の効果」として過去のブログで書かせていただきましたが(https://www.bizmentor.jp/230830a)、リーダーの育成において最も重要なのは、リーダーにいかに寄り添い、メンタリングや研修のプログラムの設計ができているかどうかではないでしょうか?
そのリーダーに合ったメンタリングプログラムを設計し、メンタリングの目的や方法、評価方法などを明確にすることが必要です。
プログラムの設計には、メンティであるリーダーのニーズ(課題を含め)や目標を考慮しながら設計されます。
リーダーが抱える課題は多岐に渡りますし、リーダーそれぞれの特質に合ったアドヴァイスも求められるでしょう。
それら一つ一つに対応するには、これまでの一貫したトレーニングや研修では応えきれなくなっているのが現状ではないでしょうか?
個々のリーダーに見合ったプログラム設計を、外部メンターであれば、新しい視点を提供しながら、コーチング・メンタリングなどの専門的スキルとともに提供して作り上げることができます。
そして適切なフィードバックと評価を、組織に提供できる存在となるでしょう。
まとめ
プログラム設計に人材担当者と取り組むと同時に、提供するリーダーのニーズを聴き、真に効果のあるメンタリングや研修をデザインすることが必要です。
組織内の人々とは異なる視点を持ち新しいアイデアや視野を提供できる、経験豊富なメンターがご相談をお待ちしています。
Our Mentors & Coaches(メンター・コーチ紹介) https://www.bizmentor.jp/mentors