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現役支社長の1on1導入放浪記 PARTⅣ

このブログは、大手電機メーカーでの現在進行形でもある「1on1導入展開放浪記」の第4回目です。

1on1導入検討されている方々や、導入後に課題を感じている方々のお役に立てれば嬉しいです。

今回は導入展開時に私の感じた気づき等をお話ししたいと思います。



知る

実は私が1on1を導入しようとしたきっかけは、ひとりの元上司のお話がきっかけでした。

その元上司は組織開発、人材開発へ定年後取り組まれており、現在も社内の組織開発活動をサポートして頂いております。

ある日、こんなメールが飛び込みます。


20年11月26日

ご提案とご相談があります。内容は、1on1ミーティングについてです…という内容でした。


20年12月7日

私と元上司の1対1で面談を実施。

内容は、1on1ミーティングの内容とその目的と効果を伺い、一度体験しませんか?という提案でした。


21年1月7日

1on1ミーティングの体験会を実施しました。

元上司がメンターで私がメンティ、そして私の担当する組織の主要メンバーを見学者として巻き込みました。

(これも導入を加速した要因です)


終了後、見学者に1on1導入への意見を伺い、即日導入が意思決定されます。

何を言いたいのか?というと「すべて体験、知ることから始まる」という事です。

当たり前ですが人間は知らない事は出来ないです。

知るという行為がとても大切でそのために体験するという取り組みの重要性を強く感じました。

もちろん100%の賛同はありえません。抵抗勢力もありました。

しかし体験をし、取り組みを重ねると、良い取り組みだと感じ、前向きに取り組む姿勢へ変化していく者が数多く出現するという驚きも経験できました。


導入宣言

そしてもうひとつ大切だと感じた事は、導入を宣言することです。

ほとんどのものが1on1を知らないし、現状を変えたくないし、めんどくさいことも嫌なのです。

なので、なぜ1on1に取り組むのか?目的は何か?得たいものは?どのくらいの時間がかかるか?

などなど…これらを宣言し、周知することで賛同者が増えたことも事実であり、推進力のひとつとなりました。


課長級のスキルアップ課題への対応

前回のブログにあったように、上司からはメンティとして、部下にはメンターとして稼働中の課長級の要望に応えるべく、bizmentorの1on1実践トレーニングプログラムを導入しました。

名前の通り実践重視で、プロのメンターから受けるメンティ体験と、仲間同士の練習セッションによるスキルUPがこのトレーニングの肝となります。

もちろんe-learningで知識を再度学び直せることで、各階層のトレーニングの質の向上が実現できた事は間違いないと思います。


インパクト×回数で現状維持バイアスを解除

そしてこのトレーニングには、初級、中級、上級の3段階で、実技の検定試験が用意されております。

この仕組みもなかなかのインパクトとなり、参加者の本気度が増幅してまいりました。

私はこの取り組みを通じて正しい努力を積み重ねることと同時に、積み重ねるひとつひとつの体験にインパクトの強弱をつけることが効果的だったことに気付かされました。


まとめ

今回で4回目の掲載となる現役支社長の1on1放浪記ですが、実は私の移動に伴う新たな展開が始まります。

次回以降は、この中身を少しだけご紹介します。それでは、また…

田村 聖
田村 聖
現役の上場電気機器メーカー支社長職。学生時代は陸上競技に明け暮れて、目指していた体育教師になれず人生初の挫折。一部上場食品メーカーへ営業マンとして就職し、いきなり全国1位の新規開拓と年間売上TOP奪取するもやりがいみいだせず、一部上場電気機器メーカーへ転職。支店長職を4か所歴任し、全国で7つある支社の内、関西・中四国・北関東・中部エリアの支社長として4か所を理事職としてまっとう中。

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