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1on1で紡ぐ対話型マネジメントの力 Part6


「未来のリーダーシップ : 1on1で紡ぐ対話型マネジメントの力」を連続でお届けしましたが、今回が最終回のPart6です。

対話型(コーチング型)マネジメントが活きるときとして、使う具体的な「テーマ」について考えていきます。

そして1on1で紡ぐ対話型マネジメントの力・・の集大成として、コーチング型で最も大事な考え方、コーチングが機能するために不可欠な要素について、最後にお伝えします。


対話型(コーチング型)マネジメントが活きるテーマ

部下やメンバーとの対話型コーチングでは、さまざまなことがテーマになり得ますが、ここでは対話型コーチングが活きる代表的な場面を考えていきましょう。

1) ビジョンをつくる

まずはビジョンを作るです。職場で忙しいのは上司だけでなく、部下やメンバーも同じ状況であることも多いと思います。

忙しいと人はつい目の前のことに没頭してしまい、思考が「やらなければならないこと」や「緊急なこと」に向きがちです。

一方でコーチング型マネジメントを取り入れているマネージャーは、少し先の未来、すなわち「ビジョン」を扱うことで、部下やメンバーの視点を「未来」に向け「可能性」を開くことができます。

このとき気をつけたいのは、ビジョンは作り続ける必要があるということです。なぜなら人や状況が変化し続ける中で、ビジョンも変化していくからです。

ですからビジョンは常に、そして何度も作り続けていく必要があることを忘れず取り組んでいきましょう。

2) 個人の目標設定

そして個人の目標設定について話すことも、活きるテーマになります。

私たちの関心事というのは、基本的には自分に関することです。つまり「それで、私はどうなるか」ということだと思います。

会社のビジョンを実現したり、目標を達成することが、自分自身や自分の未来にどんな意味があるのか、そうした「自分の物語」をつくることで、仕事に集中し、力を発揮することができます。

部下やメンバーが本気になっていないなとか、今ひとつ情熱が感じられないような時「部下やメンバー自身の物語」や「部下やメンバー自身の目標」が曖昧になっていないかについて、話題にしてみることには価値があるのではないでしょうか。

3) リソースの最大化

さて、対話型コーチングの重要な目的の一つは「目標達成」ですが、その「目標達成」までのプロセスを通じて、部下のリソースを最大化することも重要です。

リソースとはその人が持つ知識、スキル、経験、ネットワークや学習能力などを指します。

しかしリソースは、ただ持っているだけでは意味がありません。さらに人は、自分のリソースに気づいていないこともあります。

そこで部下やメンバーが持っているリソースを、効果的に引き出し、発揮させる関わりが必要となります。

リソースについて話題にし、棚卸しすることで、自分のリソースに気づきそれを活用することができます。

4) 関係性を築く能力を高める

先ほどの自分で気づいていないリソースは、人との「関わり」によって引き出され、「関わり」の中で表現されてきます。

ですから「関係を築く能力」が備わっていなければ、そのリソースにアクセスすることも、それを表現することもできません。

したがって部下やメンバーの「関わりの能力を高めること」は、コーチング型マネジメントにおいても重要なテーマとなります。

それは、上司側も同じです。その意味においてはコーチング型マネジメントとは、上司・部下・メンバー共に関わりの能力を上げ、チームや組織全体の力を上げていく取り組み、とも言えるかもしれません。


対話型(コーチング型)が機能する不可欠な要素

今日は対話型(コーチング型)マネジメントが活きるときとして、使う具体的な「テーマ」について取り上げました。

対話型コーチングマネジメントの、手法、効果的な場面、具体的に何をすればよいのか、使うタイミングとテーマという流れでPart1からPart6と構成してきましたが、コーチング型で最も大事な考え方、コーチングが機能するために不可欠な要素について、最後にお伝えしたいと思います。

それは「自己基盤」を磨くことです。みなさんが、部下やメンバーの方のゴール達成をサポートするには、みなさん自身がゴール達成についての、経験と深い見識を持っていることが必要です。

そして常に部下の方達のロールモデル(模範)であることを目指します。

その前提として自分自身をよく理解し、自分自身に対して肯定的な思いを持ち、それを相手に開示できることが大切です。

「自己基盤」とは、それらを総合して指す言葉です。

自分自身に対して肯定的な思いというのは、部下やメンバーの方達の可能性を信じるための大前提となります。

そしてコーチングマインド、信頼関係を育み、初めてスキルが役立つようになります。

「自己基盤」を確立・強化することが、対話型コーチングを本質的に機能せるための重要なカギとなります。

みなさんが、この多様性の時代に、リーダーとして成果をあげ活躍するために、この「自己基盤」をしっかりと確立することに取り組んでいただきたいと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

みなさんのリーダーシップ能力を発揮する最大の場として1on1は効果的な場ですが、コーチング型マネジメントを取り入れることで、対話が双方の成長を促すものになることを実感していただけると思います。

こうしたことを含め、効果的な1on1を習得・実践に興味のある方は、こちら もご参照ください。

これまでの「未来のリーダーシップ : 1 on 1で紡ぐ対話型マネジメントの力」


田部井 茉里
田部井 茉里
1994年パタゴニア日本支社札幌ストアマネージャーとして札幌商圏にて2店舗の立ち上げに成功、2013年GCSにてコーチングを学び、問題解決、人財育成で成果を上げ、2018年マネージャーを退いた後も、エキスパート社員として地域において環境・社会問題にも取り組むとともに、社内外でコーチング・メンタリング個人セッションはもちろん、組織改革の分野においても活動を広げ、資質を活かした人財育成によるライフスタイルの実現を通してクライアントの成長をサポートしている。外資系企業における勤務が一番長く27年になるが、学生時代からカフェ経営に携わり、その後山と渓谷社skier編集部、経理部、Club Med サホロリゾートskiGO、同リゾートモルディブにてブティック勤務、山と渓谷社広告宣伝部を経て札幌移住と、多彩な仕事経験は現在の自身の財産であり、多様な方々にコーチング・メンタリング提供中。

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